Interview
ナマステ堂カレーセンター様
インタビュー
今回は、渡辺通にある“ナマステ堂カレーセンター”店主の深町一貴さんにお話を聞いてきました!
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深町 一貴(ふかまち かずき)さん -
Taberiiインタビュアー
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本日はよろしくお願いします!
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よろしくお願いします!
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それでは早速ですが、まずお店の名前の由来を教えていただけますか?
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お洒落な名前というよりは、40〜50年前からあるようなカレー屋というか、覚えてもらいやすい名前にしたかったんですよね。お店のコンセプトとして、家とか駅の近くにある街中華みたいな使いやすいお店にしたいというのがあったので、覚えてもらいやすくて、他と被らない名前にしました。
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初めて聞いても印象に残ります。忘れないですね。
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ありそうかなと思って調べてみたら、意外と他に無くて。「カレー○○」みたいな名前でも良かったんですけど、なんかちょっとひねりたいなと思ったんですよ。あとは、「カレー○○」ってしちゃうとカレー以外はできなくなっちゃうので。結局、今はカレーしかやってないんですけど…あとから「カレーセンター」をつけるようにしました。
名前に込めた想いとしては、とにかく覚えてもらいたいというのと、細く長く続けられたらいいなと思っていたので、あんまりお洒落な名前はやめようと思っていました。今思うと、ちょっとくらいお洒落にしても良かったかなとも思いますけどね(笑)。
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ありがとうございます。
続いて、お店を始められたきっかけを教えていただけますか?
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もともと17歳から飲食で働き始めて、キッチンカーで独立してホットドッグを売っていて、その後、若松のグリーンパークというところで2年間カフェをやっていたんです。そのカフェの契約が終わったタイミングで「カレー屋かラーメン屋をやりたいな」と思ったんですよね。ラーメン屋は昔修業したことがあったんですけど、その時に、お客さんに有識者みたいな人がすごく多いイメージがあって「ちょっと大変そうだな…」と思ったので、カレー屋にしようかなってなりました。
あとは、一番好きなカレー屋が住吉にある「文化屋カレー店」というお店で、日替わりカレーがあって、店内ではトランス音楽が流れていて、漫画本がいっぱい置いてあって、なんか喫茶店みたいな雰囲気なんですよ。そこがすごく好きで、店主の方も座っていて「あんな風に仕事したいな」と思って、それでカレー屋にしたんです。ただ、実際にやってみたらありがたいことにお昼が結構忙しいお店になって、全然そんな感じじゃないんですけどね(笑)。
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店内の雰囲気などを見ていると、カレーがとてもお好きなのかなと感じたのですが、一番好きな食べ物がカレーというわけではないんですか?
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純粋に好きな食べ物ってなると、ハンバーグとかお肉ですね。「カレーが一番好きなんですか?」と言われることも多いんですけど、カレーを食べるときはどうしても仕事モードで食べちゃうんですよね。でも、こんなに食べているので、やっぱり好きなんだろうなとは思います。
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店内の壁に飾られているカレーのパッケージは、見たことないものばかりです。
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スーパーで買ったものもありますけど、ご当地のものとか、遊園地でしか売っていないものもありますね。実はもう飾るスペースが無くて、裏に30個くらい、まだ飾り待ちのカレーのパッケージがあるんですよ。
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すごいですね!
お店の場所はどのように決められたんですか?
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カレーってお昼に食べるものかなっていう感覚があって、昼間にお客さんが集まるお店にしたいなと思っていたので、とにかく昼に人が多い場所で探していました。
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深町さんは福岡のご出身なんですか?
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そうです。なので、お店をやるなら絶対に福岡市が良いなっていうのは、ずっと考えていました。週に4〜5回来られるようなお店にしたかったので、駅の近くか人が集まる場所がいいなと思っていましたね。
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お店を始められてどのくらいになりますか?
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このお店自体はもうすぐ8年です。カフェが終わって「カレー屋をやる」と決めてからは、2年間キッチンカーで「カレーワールド」という名前でカレーを出していました。なので、カレーでいうとキッチンカーの時期も合わせて、もう10年くらいになりますね。
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長くお店をされている中で、こだわりや大切にされていることはありますか?
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ご褒美で来るようなお店というよりは、ジャージでも良いのでふらっと来れるようなお店にしたいと思っていますね。あまり気を遣わずに来られるというか、理想としては、週に4〜5回来てもらえたら良いなと思っています。
自分のお店がスパイスカレー屋だとは思っていないんですけど、「スパイスカレーってよく分からないよね」という人にも来てもらえるお店にしたいなと思っています。種類が多くて、「何が一番美味しいのかよく分からない」カレー屋になっているかもしれないんですけど(笑)。でもその分、飽きずに通ってもらえるお店にはなっているのかなと思っています。
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お客さんに気軽に来てもらうために、工夫されていることなどはありますか?
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日替わりのカレーをずっと作り続けていることと、単価をできるだけ抑えることですね。今はカレーの種類は160種類くらいなんですけど、これまで作ったものも含めると300種類くらいあります。最初の2年間くらいは、あえて固定メニューを作らずに、1回作ったらもう作らないって決めてからやっていたんですよ。レシピも残さないみたいな感じで。でも、コロナ禍くらいでちょっと考えが変わって、お客さんから「前のあれ食べたいです」って言われることもあったので、そこからは少しずつ同じメニューも出すようになりました。
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今は毎日5種類のメニューを出されていると思うのですが、160種類の中からその日のラインナップを選ばれているんですか?
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そうですね。毎日来てもらえるように頑張っています!
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日替わりが5種類もあるのはすごいです!
インスタグラムでも毎日その日のメニューを投稿されていますよね。毎回見たことのないメニューが並んでいて、すごいなと思いながら見ています。
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ありがとうございます。
人気があるものは何回も出したり、やっていく中で「こういうカレーがお客さんは好きなんだな」というのも分かってくるので、似た系統のものを出したりもしています。
コロナ禍までは、固定メニュー3種類と日替わりメニュー3種類でやっていたんですけど、結局日替わりが一番出るんですよね。そうなると、日替わりが多い方がお客さんにも喜んでもらえるかなと思って、最近は6種類に増やしても良いんじゃないかと思っています。
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たくさん種類があると思うのですが、その中でも一押しメニューはありますか?
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本日のカレーメニューがA、B、C、F、Jの5種類あって、Aだけは曜日固定のメニューにしているんですよ。Aが自分的には一番おすすめですね。そのメニューを目当てで来るお客さんも多いです。今だと、「スパイスカレーで煮込んだハンバーグカレー」とか、「海軍風タルタルチキンカツカレー」などがあります。
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Aに持ってくるカレーはどういう基準で選ばれているんですか?
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この辺はサラリーマンの方も多いので、スパイス系よりはハンバーグとかカツといった分かりやすいメニューを置くようにしています。とりあえず最初はAを食べてもらって、「うちの味」を知ってもらえたら良いなと思っています。
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「うちの味」の特徴というのは、どんなところですか?
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旨みと甘みですかね。僕の中では、「カレーが好きな人」と「スパイスカレーが好きな人」って別だと思っているんですよ。「カレーが好きな人」がイメージしているのって、多分家で作るカレーとかで、そういう人にとっては、スパイスカレーって「スープじゃん!」と感じることもあると思うんです。だから、スパイスカレーに馴染みがない人でも食べられるようにというコンセプトでやっていて、あまりスパイスを前に出しすぎないようにしています。
あとは、福岡の醬油って甘いじゃないですか。なので、少し甘めにしていますね。辛いだけだと食べられないっていう方も多いので、スパイスや辛さが苦手な方でも食べられるようにしたいなと思っています。それと、昼営業がメインなので、お客さんが辛すぎてお腹を壊したり、汗をかきすぎたりしないようにというのも意識しています。
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そのようなところまで考えて作られているんですね。
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玉ねぎ炒めて、トマト炒めて、煮詰めて、スパイス入れてと、その場で仕上げたほうがスパイスはガツンと効くんですけど、そうすると刺激が強すぎるんですよね。なので、スパイスを入れた後に1日寝かせています。そうすることで、スパイスは効いているけど、角が立ちすぎないような仕上がりになります。
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1日寝かせるなどの工夫は、長年研究されてきたんですか?
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そうですね。研究もしていますし、他のお店のやり方を見て「なるほどな」と思ったことは真似している部分もあります。
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メニューの名前やイラストなども印象的ですよね。深町さんが書かれているんですか?
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はい、自分で書いています。
やっぱり名前だけだと、全部カレーなのでどうしても似てきちゃうんですよね。だから、名前や見た目で印象に残るようにしています。メニューの名前は、プロレスが好きなんで、技の名前から取ったりもしています(笑)。
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お客さんはこの辺で働いている方が多いですか?
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そうですね。サラリーマンや若い方、常連さんが多いです。
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これからのお店について、挑戦してみたいことや展望はありますか?
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自分の中ではずっと、「50年前からあるようなカレー屋にしたい」「カレー屋として一番になりたい」という想いがあります。一番といっても、高級さだったり、味だったり、いろいろな基準があると思うんですけど、僕の場合は、とにかく何回も来てもらえる、長く愛されるカレー屋にしたいなと思っています。長く愛されるためには、変わらない味がありつつ、変わる味も必要かなと思っていて。変わらない安心感みたいなものは残しながら、その時のトレンドを取り入れて、いろんなカレーに挑戦していきたいですね。
うちのお客さんには、「家以外でカレーを食べない」とか、「スパイスカレー自体食べたことがない」という方も結構多いので、そういう方にとって、いろんなカレーを知るきっかけになるようなお店にしたいなと思っています。
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ありがとうございます。
最後に、Taberiiについて率直にどう思われましたか?
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僕自身、会社に就職した経験がなくて、福利厚生みたいなものがよく分からないんですよね。なので、ちゃんと理解できているかは分からないんですけど、仕組みとしてすごく面白いなと思っています。
こういうサービスがもっと増えてくれたら良いなと思いますね。特にこの辺はサラリーマンの方が多いので、福利厚生として導入してくれる会社が増えてくれると嬉しいですよね。利用する側としても良い仕組みだと思いますし、お店側にもプラスになると思います。Taberiiをきっかけにお店を知ってもらって、また別の人を連れてきてくれたりとか、そういう広がりがあったら良いですね。
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ありがとうございます!
インタビューは以上になります。本日はありがとうございました。
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ありがとうございました。