Interview
筑豊りぼん様
インタビュー
今回は、福岡市中央区の上人橋通りにある ” 筑豊りぼん ”女将の白橋 礼子さんにお話を聞いてきました!
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女将
白橋 礼子(しらはし れいこ)さん -
Taberii インタビュアー
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お店のお名前の由来は何ですか?
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マルチョウを焼くと「りぼん」の形になるので、というのが由来です。 当時、マルチョウがあまりメジャーじゃなく珍しかったのでマルチョウ押しで、りぼんという名称にしました。
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お店はいつオープンされたんですか?
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1999年6月20日です。25年目になります。(2024年3月時点)
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この場所を選んだ理由や思い入れなどありましたらお聞かせください。
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ずっと上人橋通りです。この場所を選んだのはたまたまですよ。元々の経営者に聞いてみないと分からないところはありますが、特に思い入れがあったわけではないと思います。
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そうなのですね(笑)
前からずっと聞いてみたかったのですが、すぐそばに精肉店があるのは何か関係があるんですか?
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それもたまたま(笑)
当時は上人橋通りはもっと賑やかで古着屋なんかもあって、若い人の往来が多かったんです。
一時期少し寂しくなったんですが、最近また賑やかになってきているので、いいなぁと思っています。
大名とかそっちの方向に行こうとかは考えませんでしたね。
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どんなお客さんが多いですか?
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お客さんは福岡に限らず、色んな所から来ていただけています。
元々福岡に居たけども東京に転勤になったような人は、戻ってきたときにお店に顔を出してくれていますね。
昔は九州中から高速道路を飛ばしてきてくれる方もいましたが、今は関東からのお客さんが多いですね。
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なにかお店のポリシーはありますか?
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仕入れがどうこう、良いものを出すというのは当たり前だと思っています。
だけど今思っているのは、「ホルモンって楽しい!」ってこと。
一杯種類があるから。お客さんが来た時に、「え?なにこれ?」となって、食べ方も、焼きもあり鍋もあり、良く焼くのが良いのかそうでもない方が良いのかいろいろと教えると、お客さんも新鮮な表情をしてくれるし、味も違うし、食感も違うので、そこを楽しんでほしいですね。
お肉の種類は相当多いと思いますよ。
よその焼肉屋さんは赤身の部位があれこれあってホルモンは5種類くらい、というのが多いと思いますが、うちは牛と豚のホルモンだけで、20数種類出していると思います。その中で、自分の好みに合うものを選んでもらいたいですね。
ポリシーとしては、「楽しんでください!」ということです。
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たくさんあるメニューの中でもお店一押しのメニューは何ですか?
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福岡には意外と「ホルモン鍋」が無いんですよ。うちではちりとり鍋っていうのを使っているんだけど、それは特に少ないと思う。
ちりとり鍋にはまる人はずっとそればっかり頼んでくれる(笑)
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なぜ飲食店を志したのですか?
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特に目指したわけではなく、成り行きではあるんだけど。。
元々の経営者が筑豊地方の出身で、福岡市内で自分で行きたいお店が無かったと言っていた。焼き肉店はあるんだけど、七輪で焼いてホルモンを食べるようなお店が無いって。筑豊の方は、結構、ホルモンを食べる文化があって、それこそ、ちりとり鍋っていうのは筑豊の人は家でやるようなものだったらしい。それを元々の経営者が福岡で食べたいと思っても無かったから、やりたい!と思ったみたい。
お店の名前に「筑豊」とつけているのは、筑豊の地元の人がホルモンをよく食べるから、地元の味を福岡に持ってきたかったから、というのがあると思います。
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お店のコンセプトは何ですか?
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元々の「地元の味を福岡に持ってきたかった」というものの上に、今は「みんなに楽しんでもらいたい」というのが乗ってきた。
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全然別の話なんですが、これも機会があれば聞いてみたいと思っていて、、
店内に鮮やかな赤が多く使われていますが、何か理由があるんですか?
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元々の開店にあまり関わってなかったんだけど、、燃えるような色が良かったんじゃないでしょうか(笑)
当時は若かったし。私も最初見た時はビックリしました!単なる本人のセンスだと思いますよ。
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白橋さん自身の福岡との縁や思い入れを教えてください。
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出身は長崎なんですが、福岡の学校に通って就職してそれからずっと福岡です。
特にこれが良い!って思っていたわけではないんですが、進学し結婚し、気付けば福岡が長くなっていました。
こういうインタビューって苦手(笑)自分の思っていることをまとめるって難しいですよね。飲食店をすることになって、福岡で良かったなと思います。美味しいものが揃うし。
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今は、どんなお客さんが多いですか?
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色んな人がいらっしゃいます。
すごく若い人は少ないけども、20代から60代まで幅広いですね。一番多いのは、口コミだと思う。
場所が場所だし、ふらっと立ち寄りました、っていうのはほとんどない。予約が入ってないときには全然です。
あとは、朝方までやっているので、飲食店で働いているお客さんが営業後に来てくれたりすることが多いですね。
それは一つ特徴だと思います。
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そうですよね!びっくりしました!朝4時まで営業されてるんですよね。
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飲食店の方は、知り合いに色々と私たちのお店のことも言ってくれるので、ほとんど口コミのお客さんです。
あの人に教えてもらったんだよ、とか。今はコマーシャルなども全然やっていないので、ほとんど口コミですね。
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お客さんからどういうお店だと思ってもらいたいですか?
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安い食べ放題なんかも含めたくさん焼肉屋はあるけども、、うちは、アットホームなお店と思って欲しいので、極力話しかけるようにしています。
お母さんみたいな感じで受け取ってもらえれば良いなぁと。
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距離が近いですよね。お店の方とお客さんと。
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焼いてる間にもちょっかい出したりします(笑)
私が料理を作らない分、それ以外の事はなるべく気を利かせてあげられるように意識しています。
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Taberiiの話を最初に聞いた時、率直にどう思いましたか?
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最初はPayPayみたいなものかな、と思ったんですが、何のためにそんなこと始めるんですか?って聞いたときに、えぇ~すごい!と思って。
飲食店さんと社員さんにすごいやさしいサービスだなと。なんでそこに目がいったんだろうと思いました。
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Taberii導入の決め手は何ですか?
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それは、手数料掛からない、っていうのはすごく助かりますよね。
大体、3%ちょっとくらいは取られてしまうので、それは大きいし、誰か知り合いを紹介することになるとしたら、この手数料の部分を推すと思います!
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今後Taberiiに期待したいことを教えてください。
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このような感じでいろんなお店のインタビューがあって、「よそのお店に行きたい」と思うお店があれば私も行くと思う。
JCAさんがずっと話していたもつ鍋屋さんにはぜひ行ってみたい!と思っています。
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確かにお店の方同士のお付き合いにも繋がるといいですよね。
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同じモツを扱っているけど、違うお店だとどうなるのかな?というのも気になりますね。