Interview
いろり焼の店 田舎屋様
インタビュー
今回は、中央区の上人橋通りにある “いろり焼の店 田舎屋”店主の藤木 英和さんにお話を聞いてきました!
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藤木 英和(ふじき ひでかず)さん
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Taberiiインタビュアー
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本日はよろしくお願いします!
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よろしくお願いします。
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まずは、お店の名前の由来をお伺いしてもよろしいですか?
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そんなに深い意味はなくて、囲炉裏を使ったお店だから、それっぽい名前にしようという感じですね。もともとこの場所は「囲炉裏」っていう名前の居酒屋だったんです。僕はその居抜きでお店を始めたんですよ。
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なるほど。もともと囲炉裏を活かしたお店をやろうと思っていらっしゃったんですね。
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そうですね。自分で作ろうと思っていたら、ちょうどあったっていう感じです。
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田舎屋という名前は分かりやすさも意識されたんですか?
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そうですね。囲炉裏は田舎っぽい感じがあったんで。
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お客様にもそういったイメージで覚えてもらえそうですね。
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実は後から知ったんですけど、東京にも「田舎屋」という有名なお店があって…。「あ、被ってる!」と後から気づいて(笑)。
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福岡の「田舎屋」ということで良いと思います! 藤木さんのご出身はどちらですか?ご自身の田舎も影響されていらっしゃるんですか?
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生まれは福岡市内ですけど、父方の田舎は糸島です。子どもの頃から釣りが好きで、よく海に行ってましたね。
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自然に囲まれて育った体験が、今のお店作りにも繋がっているんですね。
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そうですね。田舎に囲炉裏があったわけではないんですけど(笑)バーベキューとかアウトドアも好きだったんで、それも影響してますね。
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囲炉裏を使ったお店をやりたいと思われたきっかけについても教えていただけますか?
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高校を卒業するときに、兄に東京の田舎の方で囲炉裏がある一室に連れて行ってもらったんですよ。それで、こういうのが街中でできないかなと思って。街中で囲炉裏があって、くつろげるようなスタイルのお店をしたいなと考えたんですね。
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そういうきっかけだったんですね。藤木さんが将来お店をやりたいと思うようになったのはいつ頃からですか?
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学生の時に岡山にいたんですけど、旅行で讃岐うどんを食べてめちゃくちゃ美味しくて将来はうどん屋もしたいなとずっと思ってましたね。 昼はうどん屋をして、夜は囲炉裏を使った居酒屋をしたいなと考えてました。 卒業後は親の会社で結婚式場とか卸業とかいろいろやったんですけど、サラリーマンを辞めてとりあえず、うどん屋をしてみたんですけど、お店の場所が立ち退きになって営業できなくなってしまって。 脱サラして始めたけど、そこまで厳しいとは思ってなくて・・両方は出来ないから、うどんをやめて居酒屋をしようと思って。でも炭とか使ったことなかったんで、焼き鳥屋さんとか、居酒屋さんとかに三年ぐらいですかね、働いて。 ここも始める前の一ヶ月ぐらい勉強させてもらって始めたんですね。
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うどん屋さんを始める前は料理の勉強はされていたんですか?
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親が結婚式場とか居酒屋をしてたんで、そこで運ぶのとか、パントリーとかはしてたんですけどね。
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小さい頃からお料理はされてたんですか?
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そうですね。一人暮らしもしてたんでね。やっぱり、食べるのが好きだったんで。
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食べるのがお好きなんですね。
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でも、うどん屋も後輩頼って、讃岐うどんのお店に3日間ぐらい食べ歩いて、その後輩の知り合いのうどん屋さんにちょっと教えてもらって。こっちに帰ってきて一ヶ月ぐらい自分でいろいろ試行錯誤して始めたんです。
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今、田舎屋さんでうどんって食べれるんですか?
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食べれないですね(笑)いろいろメニュー始めちゃったから。
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でも、前職の話を聞いたらぜひ食べたいですね。
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同級生とか、食べにきよった人とかには、もうやらんと?みたいな感じでずっと言われるんですよ。でももう20年ぐらい経っちゃったんで、作り方も忘れてる。
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そうですよね。でもぜひ食べてみたいです。そういう形でお店を始められたということなんですけれども、次にお店を続ける中で、大切にしていることは何ですか?
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そうですね。お客さんが食べたいものがいっぱいあればいいなっていう感じですね。自分が食べたいものを置いて、お客さんが喜んで食べてくれれば。
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品数もメニューを見せていただくと、かなり豊富だなっていう風に思いました。メニューを選ぶのは藤木さんですか?
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そうですね。それこそいろいろ回って仕入れてきてますしね。その時々ですね。結局、食材を見るのが好きなんですよね。
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どこで見られるんですか?
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周りのスーパーもそうだし、糸島の方も行ったりします。魚市場にも、もちろん行きますよ。
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これをこう焼いたら美味しいだろうなみたいなのは考えられますか?
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そうですね。あと季節のものは大事にしていますね。
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最近だと何がおすすめですか?
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今の寒い時期は牡蠣ですね。
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表の看板にも牡蠣がありますって書いてありますよね。
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車海老も生きたまま出してその場で焼いて食べてもらったりするんで。あとジビエとかですね。
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美味しそうですね。
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猪とか鴨は冬なんですけど、鹿は夏がいいですよ。
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素材を大事にするために気をつけていることはありますか。
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やっぱり自分が食べたいものっていう基準で見てますね。
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美味しそう!みたいな感じですか?本当に食べるのがお好きなんですね。
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でもコースの量が多くなっちゃうんですよね。僕が食べる方なんで、みんながどのくらい食べるか分からないんで。
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そんなに食べられるんですか!?
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まあ普通ですよ。ちょっと多いぐらいだと思うんですけど。よく、もうお腹いっぱいって途中で言われちゃいます。
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藤木さんは普段は外食もされるんですか?
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そうですね。休みの時は絶対に外食ですね。だいたい知り合いのお店に行ってたけど、最近はいろいろ見てみようかなって。スタッフみんなで行こうかみたいな感じで。
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そうなんですね。どういったお店に行かれることが多いですか?
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普通に食べたいところですよね。居酒屋もありますし。もう何でもですね。知り合いの所も行くし。
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ジャンルが違くても、ヒントになったりするものもありますよね。
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そうですね。囲炉裏で焼けるもんなんかないかなとか、アレンジできないかなっていうのは、やっぱりずっと考えてますよね。
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各席に囲炉裏がありますが、お客さんが焼いたりするので、アドバイスしたくなりませんか?もういいですよみたいな感じで。
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僕は好みで焼いてもらいたいっていうのがもともとあるんで。焼き過ぎだなと思っても、焼き過ぎがいい人はいいからですね。うまく焼けてなかったら、ちょっとはアドバイスしますけど、基本的にはお客さん自身にやってもらってます。
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お店に来たら、ぜひこれは食べてほしいっていうものは何ですか?
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シーズン毎に、サービスしている商品があるんで、寒い時期だと牡蠣、春は鮎、夏はうなぎですね。うなぎは蒲焼、白焼きもあります。白焼きは、自分で焼いてもらう感じですね。
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やっぱりお高いですか・・?
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いや、季節のものはサービスの一品として安くするんで。うなぎとかも半額ですし、鮎も半額で。
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なぜそんなにお安くできるんですか?
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季節のものをみなさんに食べてもらいたいからですね。ただ、あんまりおすすめしないんですよ。本当はおすすめしないといけないんですけど、食べてもらいたいものが、みんなが美味しいと思うのかなっていうのがあって。自分が食べたいものをぜひ食べてほしいんです。
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藤木さんが食を愛されていて、食べることが本当に大好きなんだなっていうのがお話ししていて伝わってきました。お客さんはどんな方がよくご利用されますか?
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そうですね。うちはターゲットを絞ってないんですよね。もう本当に幅広くて。でも最近はインバウンドの方がめちゃくちゃ多くて。香港とか、韓国のインフルエンサーも載せてくれて増えましたね。
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じゃあ、海外のお客さんのインスタ発信で見てきてくださる?
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そうですね。そっちの方も多いですね。
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日本の田舎の風景みたいなものを感じられるんでしょうね。
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そうですね。鮎とか立てたりするのがいいみたいで。
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田舎の温かい雰囲気もそうですし、楽しいっていうのもあると思います。
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そうですね。自分でできる感じですね。みんなでワイワイできる感じもありますね。あと、牡蠣も人気です。
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牡蠣は糸島に行かないと食べられないイメージがありますよね。
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よく言われます。もう糸島行かんでいいね!って(笑)
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次にこれからの展望についても教えていただけますか?
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そうですね、変わらずにやっていきたいですね。あと、メニューも厳選していこうかなと思ってます。
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品数は年々増やしてるんですか?
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増やしているというか増えてますね。絞る時もあるんですよ。絞るって言っても全部こだわりがあって。それを頼む方もいるからですね。増えちゃうんですよね。買っちゃうんですよね。
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最後にTaberiiについて、どのように思われたのかを教えていただけますか?
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Taberiiを使える会社って良い会社なんだろうなと思って。みんなが使えるのが素晴らしいと思いました。自分も使いたいな、そういう会社になりたいなと思いました。 自分の職場では、みんなで遊びに行くこともあるし、花見もするし、韓国旅行も行ったりするんですけどね。
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温かい職場ですね。藤木さんがそういう雰囲気にされているんだろうなって思いますね。
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僕は遊びが好きだからですね。飲み会の理由を作りたいだけですね。
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素晴らしいです!今日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
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こちらこそありがとうございました!