Interview

今回は、祇園にある“お好み焼 鉄板焼 むらしま”店主の村嶋 一起さんにお話を聞いてきました!

  • 村嶋 一起(むらしま かずき)さん
  • Taberiiインタビュアー

本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

それでは早速ですが、まず「むらしま」という店名の由来を教えていただけますか? 

僕3代目になるんですけど、おじいちゃんの代からここで商売をしていて、80年ぐらいになります。商売替えをしながら続けてきて、創業当時は古物商や医療器具屋をおじいちゃんがやりよって、その後、定着したのが「むらしまスポーツ」というスポーツ用品店ですね。野球用品専門で、たぶん30年ぐらいしよったと思います。その頃の屋号が、ひらがなで「むらしまスポーツ」だったので、そこから取って、そのまま暖簾にしたんじゃないかな。

そこから、現在のお好み焼き屋になったきっかけは何だったんですか?

お好み焼きを始めたのは父ですね。大阪に勤めに行っとってお好み焼きが好きやったっていうのは聞いています。修行に行ったわけでもないし、独学で始めたんですよ。

独学ですか。なぜ、お好み焼きだったんでしょうか?

好きだったからだと思いますね。単純にそれだけ。

そうなんですね。村嶋さんは昔からお店を継ごうと思っていたんですか?

はい、もう決めていましたね。僕が6歳のときにここがオープンして小さいころからずっと店は身近にあったし、将来は自分が継ごうと思っていました。高校卒業後は外に修業に行きたいっていうのもあったんですけど、家庭の事情で、そのまま店に入って、やりながら慣れていったっていう感じですね。30歳から独立したんで、もう16年になります。その前から店は回しよったんですけどね。

村嶋さんがお店を続けていく上で、大切にしていることはありますか?

お客さんを大事にするとか、根本的なところですね。料理の提供が遅れないとか、良い食材を使うとか、美味しいものを作る。当たり前のことですけど、そういうところは大切にしています。

お店に入ってからは、どのように仕事を覚えていかれたんですか?

父とは仲は良かったんですけど、男同士やけん、その辺の話はあんまりせんかったです。細かく教えてもらうというよりは「見て覚えろ」っていう感じでした。18歳で店に入って、22歳ぐらいには一人でも店を回せるようになっていました。当時は1階だけやったけど、自分の代になってから2階まで広げました。

夜は、お好み焼きだけでなく、お酒と一緒に鉄板焼きを楽しむ方も多いんですか?

そうですね。お酒を飲んで鉄板焼きを食べて、お好み焼きまでいかんで帰る人もいますよ。

鉄板焼きのメニューも豊富ですよね。

先代がやりよる時は、鉄板焼きは3品ぐらいしかなかったんですよね。自分の代で結構、海鮮とかいろいろ増やしました。

メニューを増やしていったのは、なぜですか?

お客さんにいろんな選択肢で楽しんでほしいっていうのがあったんですよね。自分としても、そういう料理を提供したかった。当時、先代にも提案したんですけど、在庫を抱えたりするのも大変やけん実現せんやったんですけど、自分の代でやっていきましたね。

メニューについてもお伺いしたいんですが、関西風と広島風、両方のお好み焼きがあるのは珍しいですよね。なぜ両方始められたんですか?

それは正直、僕も疑問です(笑)。最初から両方あったんですよ。
なぜか先代が始めて、僕はそれを引き継いどるっていう感じですね。本心で言ったら、関西風だけにしたいと思ったこともあったんですけど、やっぱり広島風を頼まれるお客さんもおるんで、やめられなかったっていうのもあります。何で両方始めたのかは、僕も分からんですね。
ただ、オープンする前に、両親に付いて行って広島とか大阪とか、いろいろ食べ歩きしよったんですよ。広島も何回も行ったし、大阪も行ったし。どっちも食べていたら両方出したくなったんじゃないですかね、もしかしたら。

むらしまさんの広島風には、麺が入っていないですよね。

そうなんですよ。うちの広島風は麺が入っていないんです。麺が入ったものは「広島モダン」っていう名前にしとって、トッピングでも麺を用意しています。広島や大阪の人が来たら、「なんで麺が入ってないんですか」って言われることもありますよ(笑)。

お好み焼きで、特にこだわっているところを教えていただけますか?

ソースはブレンドしています。あとは生地の濃度とかですね。天かすとキャベツが入っているんですけど、水分がありすぎたらベチャッとなるし。生地はこだわっていますね。

村嶋さんの代になって、鉄板焼きのメニューを増やしたり、2階まで客席を広げたりと、いろいろ変えてこられたと思います。今後のお店については、どのように考えていますか?

今を維持していきたいですね。店舗展開っていうのは正直考えてないです。今のやり方をやっていって、守っていく。それだけですね。

村嶋さんは祇園町商店会の会長もされていますよね。お店だけでなく地域の活動にも取り組まれていますが、いかがですか?

去年から博多祇園ペイを始めたんですけど、そういうことをやっていくのは、やっぱりものすごくいいことしよるのかなと思います。街の人間として街を盛り上げる。僕もずっとここでやってますんで、祇園町の飲食店もほとんど知ってるんで、そこをどんどん引き入れてやっていきたいと思っています。

Taberiiも地域を盛り上げていく取り組みの一つとして、これからも一緒に祇園の街を盛り上げていけたらと思います。本日はありがとうございました!

ありがとうございました!